リフト券なしのスノーボードツアーを有効活用しよう

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スノーボードツアーというと行き先のスキー場のリフト券が付いているのが当然だと考えるかもしれません。確かにスノーボードツアーの宣伝広告を見てみるとリフト券付きという謳い文句が多いですが、リフト券なしのツアーもあるので利用を検討してみましょう。

うまく活用すると想定していた以上にお得になるかもしれません。


リフト券付きのツアーがメジャーなのは事実

昔からスキーやスノーボードのツアーとなればリフト券がセットになっているのがほとんどでした。これはツアーを企画している旅行会社がどのようにしてツアー企画を作り上げているかを考えれば当然とも言えるでしょう。

ツアーを組むときにはバス会社や鉄道会社などの交通手段に関わる会社、ホテルや旅館などの宿泊施設、そして旅行先でのレジャー施設などと提携しています。大勢の利用者を確保することや宣伝広告を掲載する代わりに広告料をもらい受けたり、割引券の提供してもらったりする仕組みになっているのです。

このような形で旅行会社はツアーを安く提供できるようにしています。スノーボードツアーの場合にはスキー場との提携をしているのが一般的なので、団体料金程度の割引をしたリフト券付きにしてあるツアーがメジャーなのです。

それと合わせてスキー場や周辺の施設との提携をしてウェアやボードを安くレンタルできるようにするなどのサービスをして、さらにツアーの魅力を高めています。ただ、だんだんとリフト券なしのツアーが見かけられるようになってきました。

これはスキー場の方がリフト券なしでも良いという扱いをしている場合が多いのです。

するとスキー場は売り上げがなくなってしまいそうですが、売り上げの増加につながっているケースもあります。グループ旅行のときには全員がリフトを利用するとは限りません。リフト券が付いてきてしまうと、無駄になるリフト券ができてしまうからツアーを利用するのはやめようという考えが生まれてしまうでしょう。

しかし、リフト券なしも選べるのであれば無駄にならないので活用しようと思ってもらえる可能性があるのです。このような考え方でリフト券なしのツアーが増えてきています。

リフト券なしも選べるツアーの使い方とは

利用者の立場から考えてみるとリフト券なしも選べるスノーボードツアーは色々な使い勝手があります。グループ旅行でリフト券を使わない人がいるという例は既にあげましたが、当日の気分で滑るかどうかを決めたいという場合にも魅力的な選択肢でしょう。

あるいは宿泊付きのプランの場合には一日券が付いてくることが多いものの、半日で十分という人もいるはずです。その場合にはリフト券なしの方が安上がりになる可能性があります。同様に一日券一枚が付いてきてしまうけれど、半日券二枚の方が良いという場合もあるかもしれません。

そのリクエストに応えてくれるリフト券付きのツアーもありますが、リフト券なしにしてしまえば柔軟に決めることが可能です。リフト券なしのツアーはスノーボード以外に利用することもできます。冬の真っ盛りのシーズンには雪中遠足が楽しい地域もあれば、雪まつりで賑わう街もあります。

名目上はスノーボードツアーであっても、リフト券さえ買わなければ他のことをしても損をすることはありません。むしろアクセスしにくいところに簡単に行くことができ、さらに現地では自由行動ができるというメリットがあるかもしれません。

移動手段と宿泊先を確保する方法だと考えると広く利用できるのがリフト券なしのツアーです。

リフト券を他に振り返られるツアーもある

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リフト券を買わされずに参加できるツアーを探しているというときには、ただリフト券なしとなっているツアーだけでなく、リフト券を他に振り返られるツアーも見てみましょう。通常は一日券が付いてくるけれど、希望すれば温泉券に交換できるといったツアーもあります。

振り替えによって受けられるサービスが旅行先で利用したいものだったらお得になるので検討してみると良いでしょう。ただし、リフト券なしのツアーを選んで温泉券などを別に購入した方が安い場合もあります。どちらの方がお得かはその都度計算して確認してみなければ判断できません。

温泉券などはホテルや旅館で割引券を配布していることもあるので、現地情報も手に入れて吟味すると最もお得な方法を選べるでしょう。

リフト券付きにしなければ良かったという事例もある

リフト券なしのツアーはリスクを低減させるのにも使えるということも知っておくと良いかもしれません。当日にリフト券を買うのではなく、予め買わされてしまうのはリフト券付きのツアーの特徴です。使わなかったとしても換金することはできないので、当日のコンディションによっては買わない方が良かったと思うケースもあるのです。

代表的なのが体調不良でとても滑るような状況ではなくなってしまったというものでしょう。はしゃぎ過ぎて風邪を引いてしまったり、前日入りして夜にお酒を飲み過ぎて二日酔いになってしまったり、温泉で湯あたりをしてしまったりする事例は少なからずあるのです。

もう一つよくあるのが天候不良です。現地に着いてみたらスノーボードをしたいと思えるような好天気ではなく、これなら宿でのんびりしている方が良いと思ってしまうこともあります。吹雪でスキー場が閉じてしまっているようなときには返金や振替をしてくれることもありますが、多少の悪天候ならスキー場は開いているのでそのような対応はあまりしてもらえません。

かなり前からツアーの予約をする必要がある場合が多いため、当日の天候は読めないのは確かです。安く済ませることよりも、無駄な出費をするリスクを減らすのを優先したいと考えたらリフト券なしにした方が良いと考えられるでしょう。

他のサービスと併用するとお得になることもある

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この他にも他のサービスとの併用によってリフト券なしの方が安上がりになることもあります。例えば会社の福利厚生や学校の提携によってリフト券を割引で購入できることもあるでしょう。特定のサービスの会員になっていると特典で割引価格になることもあります。

株主優待にもリフト券のサービスが存在するので、株を買ったり、金券ショップで株主優待券を手に入れたりすればリフト券なしの方がお得になる可能性も十分にあるのです。とにかく安くしたいと考えたら、他のサービスとの併用できるかどうかを確認してみましょう。